朝鮮時代最高の国立教育機関、成均館の中心的な講学空間——明倫堂です。
成均館は学校と祠堂の役割を同時に果たした場所で、儒教経典を教え人材を育てる朝鮮の最高学府でした。中でも明倫堂は儒生たちが実際に学問を修め研究した講学空間で、王世子をはじめとする朝鮮の人材たちがここを経ていきました。「明倫」という名には「人間社会の倫理を明らかにする」という意味が込められています。
明倫堂の前庭には樹齢400年を超える天然記念物第59号の銀杏の木があり、由緒ある建物と巨大な老木が調和する風景で多くの人を引きつけています。特に秋の紅葉シーズンには黄金色に色づいた銀杏と伝統建築が調和する姿が美しいことで有名です。
今もこの一帯は儒教文化と伝統建築を共に感じられる静かな空間として残っており、華やかな宮殿とはまた違った趣の歴史散策を楽しめます。
見学は年中無休、3〜10月09:00〜18:00、11〜2月09:00〜17:00、駐車可能です。